古代 あやこ☆ブログ

シンガー・ソングライター

訳ありの織田裕二好き☆

あれは、もう10年位前になるのかなぁ…わたしの大好きなばあちゃんが入院した。母の母だ。
胆のう癌でもうあと何ヶ月と宣告され、母は出来るだけのことをしてあげたいと思い、わたしに珍しく頼ってきた。
わたしは急遽仕事をキッパリ辞めて実家に帰った。
毎日朝から病院へ行き、夕方まで付きそう生活が始まった。
何の知識もないままいきなり寝たきりのばあちゃんの介護をやる。(ホームヘルパー歴5年の今なら楽勝だったけどが)
入れ歯を洗うのもオムツを替えるのも初体験。でも大好きなばあちゃんだからちっとも嫌じゃなかった。
時間を持て余すのでだいたいテレビつけてた。
その頃、再放送で毎日『振り返れば奴がいる』とかいう病院物のドラマをやっていた。
いつも暇つぶしにボーッと見てた。

家族で協力して出来るだけのことをさせてもらい、そうして、ばあちゃんは旅立っていった。
「幸せな死に方だった。」と、母は満足そうだった。

わたしは再び一人暮らしに戻り、普通の生活が始まった。
そうしたら、妙にあの病院で見てたドラマのあの医者を演じてた役者のことが気になり始めた。
「あの人は、なんて名前なんだろう…」(ボーッと見てたから記憶してない)そう思ってたらdocomoのポスターが目に止まる。
「あ〜!この人だ〜!」そしたら、当時付き合ってた彼氏が、たまたま何かのビデオを持って来た。
「これすっごいいいぞぉ〜。お前も見ろ。」「へぇ〜。」それは…『踊る大捜査線』だった。
「あっこの人〜〜!!」
キッカケはこんな感じだった。

そしていろいろあって、その彼氏と別れた。
9才年下の人で、9年、付き合ってた。その人が似てるんだ、織田裕二に。
あんなに格好良くはないが、額にシワを寄せて困ってるときの顔や、口をへの字にして怒るときの顔が、よく似てる。
テレビ等で織田裕二を見てると、必ずあいつと重なってしまう。
なんかね…懐かし〜い匂いがするんだ、わたしにとっての織田裕二は。


そう、その彼氏はね…『金木犀』という歌のモデルになった男。