古代 あやこ☆ブログ

シンガー・ソングライター

『蛍 〜ココニイルヨ〜』

この曲は、1999年に出した2枚目のCDアルバムに収録されています。
曲を作ったのは、「平成9年7月6日」とノートに書いてあるから
今から15年前になりますね。


先日、とても久しぶりに蛍を見ました(*^_^*)


『なばなの里』というところに、たくさんいると聞き、行ってきました!
蛍もたくさんいたけれど、人間もたくさんいて、騒がしかったです。
人だかりの間をぬって、見ていました。
それはともかく、カメラや携帯で撮影する人達がいて
せっかく蛍の光がきれいに見れるようにと真っ暗にしてもらってあるのに
パカパカ明るくなって、気が散りました。
閉園の時間が近づいた頃、人口が減ってきて
あたりは、やっと暗くなり、蛍たちが輝きを増しました。
きれいでした〜〜☆
たくさんいました〜!
プラネタリウムみた〜い!
でも星と違うのは、光がゆっくり動くところ。
蛍は、フワァ〜ッと、こちらに飛んで来ました。
わたしの手のひらで、ポワッ、ポワッと光りました。
しばらく手の上をゆっくり這いずってから、フワッと飛んで行きました。
子供の頃、こうやって蛍と戯れて遊んだなぁ。
あの頃は、こんな風に入場料払って特別な場所に来なくたって
草原に行けば、普通にいたし
虫かごに、草を入れて蛍をいっぱい入れて、家でも眺めてたなぁ。


蛍の舞をうっとり眺めていたら
最終のバスに、乗り損なってしまいました!!


桑名からバスで来たので、なんとか桑名まで行こうと思い
タクシーをひろえばいいや〜って、のんきに構えていたら
全然タクシーが通らない…。
こうなりゃ歩くしかないか…。
しかし方向オンチのわたしは、どっちへ行けばいいのか…。
すると前から、ジョギングの男性がやって来ました。
「すみませ〜ん、桑名はどっちですか?」と尋ねたら
「ここを真っ直ぐ」と教えてくれました。
わたしは、海に架かる長〜〜い橋を、覚悟を決めて歩きだしました。
長かった…(^^;)
やっと橋を渡り終えたら、飲食店がありました。
そこに車が入って来たので、降りてくる人を呼び止めて
「すみませ〜ん!桑名駅は、ここ真っ直ぐ行ったらありますか?」
と尋ねると、道を教えてくれました。
『なばなの里』から歩いて来たことを話すと
「えっ?すごい…」と感心されてしまいました。
お礼を言って、また歩き出すと、後ろから先程の方が追いかけて来て
「車、乗ってください!」と言われました。
小学生位のお子さんと、ご夫婦のファミリーでした。
せっかく食事をするためにお店の駐車場に車を入れたところだったのに
わざわざわたしのために出てきてくれたんです(T_T)
そうして無事に桑名駅に到着。
けっこう距離ありました。
歩いてたら、時間かかったでしょうねぇ…。
それから近鉄に乗って富田駅へ。
なんとか帰宅できました。
疲れた…(^^;)


まぁしかし、念願の蛍は見れたし
まだまだ世の中、捨てたもんじゃないってこともわかったし
よしとしよう、うん(*^_^*)


15年前、この曲を作った時はね
瀬戸の浄水場へ行って、蛍を見たんです。
蛍の出る時期だけ、場所を開放してるようでした。
そこに、いろいろ説明してくれる案内の人がいてね
「蛍は、だいたいオスが光ります。
 蛍が光るのは、求愛表現なんですよ。
 ココニイルヨ〜ココニイルヨ〜って伝えてるんです」
そうおっしゃってました。
その頃のわたしは、ちょうど片思いの気持ちがピークだったので
こんな曲が、出来たようです。


♪ココニイルヨ ネエ キミガスキダヨ
 ボクノヒカリガ キミニハ ミエナインダネ♪