古代 あやこ☆ブログ

シンガー・ソングライター

やっとご報告

11月28日の古代コンサート『邂逅』は、お陰様で無事終了しました。

支えてくれたスタッフの皆さん、そして会いに来てくださった貴重なお客様方

ほんとうに、ありがとうございました。

コンサート前に非常に心労がかかり、当日の朝から下っ腹が痛み

コンサートの翌日は、痛くて寝込み、おかゆと梅干しで少〜し食事をとり

夕方、介護の仕事に復帰。翌日から早朝のパン屋バイトにも復帰。

やっと通常の生活パターンに戻りました。



さて…

11月18日のこと、夕方まで仕事した後、墓参りに八事霊園まで行きました。

花屋で花を買ってる時、ふいに携帯電話が鳴る。

中日新聞ですが、取材をさせていただきたいのですが…」という。

「この後、6時に歯医者の予約が…」と言うと、場所を聞かれ

「そこでしたら会社の近くなので…」と言われたので、会う約束になった。

毎年コンサートの時期には、宣伝のために新聞社へチラシを送っていて

催事情報の欄に載せていただいてるけれど、取材のお話は久々でした。

歯医者終わってから待ち合わせて会い「お茶でも」ということになったので

近くのカフェへ案内しました。

すると記者さんが「ここですか!よくランチしに来る店です!」と言う。。

「今は経営者違うけれど、昔、わたしが4年位バイトしてた店なんですよ」

と言うとビックリされてた。

その上、記者さん、カフェ隣りが会社の寮で、そこに住んでみえるとのこと。

「え〜〜!昔、ここ病院でしたけど!」とわたしもビックリ。

思えば昔、この店で働いてた頃、店の取材で中日新聞の方がみえて

その流れで、わたしの取材もしてくれることになったのだった。

当時、ちょうどファーストコンサート開催の頃で

『舞台女優古代さん 自作の10曲を披露』と写真付きのデカイ記事が出た。

21年前のことです(笑)



一緒に食事を取り、取材開始。

いろんなことを聞かれました。

で、新しいCDの話題になり「この、砂漠のバラというタイトルは?」

というような質問があり、こういうものでね、こういうキッカケでね…

そんな話をしたら「それですよ!」と突然。。。

歌のモデルになった『古代あやこを見守る会』故会長とのことを

記事にしたいと言われました。

「でも…わたしだけの問題じゃないので…」と言うと

「もちろんあちらのお家の方に電話させてもらいます」と言われました。



わたしはそれから、胸の中がもやもやしてきました。

これって…いいことなの?悪いことなの?って、わからなくて。

会長のお母様に電話をしました。

「ごめんなさい…話の流れでこんなことになってしまいました。
わたしは、いいのか悪いのかわからなくて、もやもやしています。

なんか、怖いです…」そう伝えたら、お母様も

「わたしも同じ気持ち」とおっしゃいました。



19日に師匠のスタジオで撮影と、取材の続き。

記者さんが会長のお宅へ電話されたら、名前を伏せてくれたらOKとの返事で

「でも、息子さんの話をされるときは口が重い感じでした」とのこと。

「古代さんのことは、娘のように思ってる」と言ってくれてたそうです。



後日、記者さんから電話があり、取材の補足。

「26日に載る予定です」との報告がある。



この取材が始まってから、わたしの涙腺は故障した。

3年前の事故のことが頭に蘇って、やたら涙が出た。

どんなふうに書かれるのだろう…と怖かった。

いっそ、ボツにならないかなぁ…とも思った。



25日、記者さんから電話。

「明日の朝刊に載ります」

「なんか、怖いです…」

「大丈夫です、僕を信じてください」

そんな会話があり、26日の朝を迎えた。



新聞を開き、記事を読む。

涙が…止まらなかった。

あの記者さんは、人の心の汲める人だと思った。

要点だけを的確に、ちゃんと気持ちが伝わるように書いてくれていた。

会長のお母様からメールが来る。

嬉しい嬉しいという内容のものだった。

よかった……



当日、初めてお母様の前で、生で聴いていただいた『流砂〜Sand Rose〜』

とにかく何か語ると泣けて歌どころではなくなるので

事故の話はいっさいしないで、歌った。

コンサート後、お母様はアンケート用紙に

「とても涙が出ました。心に染みて書けません」という感想をくださいました。

「嬉しかった」と言って帰られました。



これが、今回のコンサートで1番だったことです。

コンサートのタイトル通りの「思いがけない出会い、めぐりあい」

という意味の『邂逅』でした。



残念だったことは、現実的な話

今回のコンサートのお客様の動員数が

なんとこの21年間で過去最低だったことでした。

座席がだいぶ空いておりました。

だいたい毎年秋にやっているコンサートはお金がかかり過ぎていて

いつも10万前後の赤字です。

そのために、1年間少しずつ積み立てをして備えるわけですが。

何か対策を考えたら?と師匠からも言われました。

原因はね、自分の性格にあると思っています。

こう見えて根は内向的で、引き籠もりがちなので

あまり人の集まるところへは出掛けないし

人を誘うのも苦手で、実際あまり声を掛けることしてませんから。

あたりまえの結果なんだと思っています。

今年は特に、引越で余裕もなかったしなぁ…。

来てくださったお客様が

「いい歌うたってるんだから、もったいないよ」

なんて言ってくださいました。

有り難いですね…。



また、出直します!!



以上

長いご報告文にお付き合いくださいまして

ありがとうございました(*^_^*)