古代 あやこ☆ブログ

シンガー・ソングライター

えっ東北で…ライブ…

いつものように、秋の恒例コンサートの計画を立て、日程を調整していました。

サポート演奏を、大野栄潤先生とさがみ湘さんにお願いして

いつもお借りしているホールに仮予約を入れました。

でも…今年は、何かしっくり来ません。

昨年のコンサート後からずっと心に引っかかっていることがあって…。


毎年秋に開催している自主コンサートは、ライブハウスと違ってお金がかかります。

会場費、人件費、チラシ・チケット制作費、DM郵送費、打ち上げ代、雑費諸々。

そう、ハコを借りて、あとは全て持ち込みの手作りコンサートだからです。

毎年だいたい10万円前後の赤字になっています。

赤字でやってることは、特に隠してたわけではないのですが

師匠の大野先生にはお話したことがなかったみたいで、昨年お話したら

「えっそんなに赤字なの?!」ってびっくりされてしまって。

そんなんで21年間、21回開催してきましたからねぇ。

ずっとフリーターですから、少ない収入から節約してコツコツお金を貯めて

年に1回秋のコンサートにつぎ込んで続けてきたわけです。

そもそも「コンサートやったら?」と初めに葉っぱかけてくださったのは

大野先生ですから責任を感じてしまったのでしょうか、昨年コンサート後に

「やめたら?」という内容を含むアドバイスのメールをいただきました。

正直かなりショック受けました。

だってね、この秋のコンサートはわたしにとって大切な年中行事ですから。

しかし大野先生のお言葉というのは、わたしにはかなり影響力大なのです。

やめたくないと思い、話を進めてきたものの、やっぱりモヤモヤしてきて…。

そういう時は、タロットカードで占います。

出た啓示は…やっぱりそうか、というものでした。

そうして今日、先生とこのレッスンに向かう間に案が頭に浮かんだので

話してみました。

「形のないコンサートにしようと思います」

「ん?」

「コンサートをやると10万赤字が出ますよね。だからコンサートをやらずに

 やったことにして、用意してある10万を東北の義援金にしようと思います」

そう提案したら、先生からこんなアドバイスが返って来ました。

「もっと生きた使い方したら?」

「えっ?」

「その10万で、東北へ行って歌ってくる。向こうで働いてその合間にちょいとね。

 たとえ一人でも聴いてくれたらいい。猫一匹でもね」

お金を振り込むだけでは、人に気持ちは伝わらないと先生は言われました。

そうかもしれないなと思いました。

「はい、わかりました。ではその線で進めてみます」とサラッと答えました。

が、、、、、今の段階では全くどうしたらいいのか、わからぬ…。

何も考えずに物事を安易に決めてしまう厄介な癖があるのだ、わたしは。

1番の問題は体力に自信がないこと、乗り物酔いするタイプなので遠出というのは

小さい頃からしてないし、旅の習慣がないから、こんなことはかなりの冒険です。

どういう展開になっていくことか……。



ということで、21年間コンスタントに続けてきた自主コンサートは

今年、やりません。

これだけ続けてくるとお客様方の中には、有り難いことに年中行事にしてくださり

毎年この時期を楽しみにしてくださってる方々もいらっしゃいます。

そういうお客様方には、たいへん申し訳なく思っています。





しかし…


実感わいてません(^^;)…