古代 あやこ☆ブログ

シンガー・ソングライター

この世から、いじめが、なくなりますように

わたし、小さい頃ね、いじめられっ子でした。



小学校を転校した頃、その土地の方言になじめず、喋らない子になりました。

男の子たちに「や〜い、おし〜」と言われました。

『おし』今は差別用語です。口がきけないことです。

それから、何をやるのも人より遅くて、トロくてね

掃除の時間までかかって、頑張って給食を食べてたら

食べ物に砂をかけられたり、ほうきで叩かれたり

しょっちゅう、いろんな意地悪されて、よく泣いて帰宅していました。

あんまりよく泣いて帰ってくるから、ある日、母が言いました。

「やられたら、やり返してこい!」

わたしは、うなずいて、学校へ戻りました。

いきなり職員室へ行き、ドアの前で座り込みを始めました。

まわりにいた子たちが「どうしたの?」と聞いてきました。

「いじめた子たちが謝ってくれるまで、家に帰らない…」と答えました。

しばらく待っていたら、それを聞きつけた、いじめっ子たちが来ました。

そうして「ごめん!頼むから家に帰ってくれ!」と、土下座してくれました。

それを境に、いじめは減っていきました。



このユーチューブの『小さい女の子』という曲は

23年前に、わたしが生まれて初めて作った曲、処女作です。

写真は、当時、この歌を初めて歌ったコンサート時の。

歌声は、13年前にレコーディングしたファーストCDの。



先日、名古屋能楽堂で開催された『すごい発表』というイベントで

久しぶりにこれを歌いました。

「この世から、いじめが、なくなりますように」と神妙なMCをして。

全くウケないであろうことを予想しながら、あえて選曲しました。

ただ、誰でもない、わたしらしさを表現できればそれでいいと思ったから。

予想どうりの結果でした。

でも、思いがけず「わたし的には、貴方が1番よかった!」と

言ってくれた人が現れました。

その人と、友人になりました。

小さい頃ね、いじめに遭ってた頃、同じくいじめに遭ってた子がいて

気になって、思い切って「おはよう」って声をかけたのがキッカケで

友人になった子がいます。

そんなふうに、何か心の奥に持っているものとの共感があったのでしょうか。

それは、わからないけれど。

ともかく

わたしは、嬉しかった。

音楽活動をやっていて、そういうことが1番幸せな出来事なんです(*^_^*)