古代 あやこ☆ブログ

シンガー・ソングライター

手話

昨日のことです。

出先で、久々に手話を使いました。

駅で、手話で話してる聴覚障害者の女性二人連れを見かけた。

あぁ…お話したいなぁ…と思って通りすぎた。

そしたら、そのうちの一人が、わたしと同じ電車に乗った。

彼女が座り、わたしは彼女の前に立っていた。

席をつめてくれて、招いてくれたので

「ありがとう」と手話で伝えた。

「手話、出来るの?!」と驚いたような嬉しそうな顔で

彼女が手で話す。

隣りに座って会話した。

同じ駅で降りた。

「名前は?」と聞かれた。

わたしは必死に指文字を思い出し

「あ・や・こ」と伝えることができた。

しかし、今度は彼女が示してくれた指文字が思い出せず、困った。

そしたら携帯を出して、字で見せてくれた。

「さち子」という名前だった。

あぁ、こういう時のために指文字を復習しとかなきゃ〜なと思った。

手話も忘れてることが多いしなぁ。

でもちゃんと会話成立して、嬉しかった。


手話はね、手だけでは伝わらない会話です。

顔の表情と、気持ちを付けないといけません。

声で言葉で話す時よりも、気持ちを前へ出さなければいけません。


わたし、救われました…。


以前にも、こんな事があったんです。

茶店でアルバイトしてた頃です。

わたしは、精神的に疲れていて、人と会話するのが嫌になっていた。

心が引き籠もりになりかかっていました。

その頃、聴覚障害者の人で、よく来るお客さんがいました。

何となく、その人に、何か伝えてみたい気持ちになり

「ありがとう」という手話を覚えて、帰られる時に

ドキドキしながら、やってみました。

その人もやはり、驚いたような嬉しそうな顔をして

「出来るの?!」と手話で言われました。

それからは筆談になっちゃいましたが…。

それがご縁で、その人と時々プライベートで会って

手話の個人指導を、1年程受けることが出来ました。

その人と手話をやってた御陰で

あの頃、わたしの心は救われたんです。


最近、またちょっと心が引き籠もり気味だったところ

また、手話が引っ張り出してくれました。


不思議な縁です。




ありがとう