古代 あやこ☆ブログ

シンガー・ソングライター

今週の日曜日は、母の日、ですね。

予定がなきゃあ実家へ顔を出すところだが

ライブが間近なので、作曲で籠もる日になってしまった(笑)

なので、母のことを少し書こうかなぁと思う。


母は、頑固な人だ。

おとなしく人の言うことをハイハイきくオナゴではない。

だから、わたしは、この世に生きて産まれることができた。


実家は飲食店だ。

わたしが母の腹に宿った頃、まだ店はスタートしたばかり。

経営が安定してないからという理由で、姑さんから

「堕ろしなさい」と言われたらしい。

でも、母は言うことをきかずにわたしを産んでくれた。

命の恩人だ。

思うに、わたしの人間恐怖症は、すでにここから始まったかもしれぬ。


母は、姑さんから言われたことがやはりショックだったらしく

わたしが産まれて30年後位に、姑さんにそのことを告げたらしい。

姑さんは忘れていたらしいが

「そんなこと、言った…?すまなかったね。」と謝ってくれたらしい。


年老いた姑さんが倒れて寝たきりになった時

母は、わたしに応援を頼むことはしなかった。

させたくなかったらしい。

自分が限界になった頃やっと「頼む」と言ってきたので

こっちでやってた仕事をキッパリやめて、応援に行った。


わたしが生きて産まれて来れなかったかもしれないことや

祖母とのやりとりを、母がわたしに教えてくれたのは

祖母を送ってからしばらく経ってからだった。


母は、わたしのやってることを特に褒めてもくれないし

応援もしてくれてないが、文句は言わない。

「死ぬときに、あぁ〜楽しかった〜って言って死ねればいいんじゃない」

って、あっけらかんと言う。


昔から、好きな光景がある。

わたしが小さい頃から現在まで、それは変わっていない。

わたしが出掛けるとき、姿が見えなくなるまで

手を振って見送ってくれる母の姿。

今でも、実家へ行って、こっちへ帰るときは駅で見送ってくれる。

そんな光景を歌にしたのが、これです。




ちなみにこれは12年前に作ったCDに収録されてる曲で

だから12年前の歌声(笑)

ギターは、けいすけくん♪

イラストは、Kyojiroさん♪

お世話になりました〜<(_ _)>



そうそう、面白いことがある。

母は、何故か嫌いな人が多い。

「あの人嫌い、この人嫌い」と言いまくる。

祖母に「あんた、嫌いな人ばっかりだね」と言われたとか。

でもね、わたしの師匠の大野栄潤先生のことは

「潤ちゃんは好き」だって(笑)なんで〜