古代 あやこ☆ブログ

シンガー・ソングライター

NOSS認定インストラクター

今月初めに3日間、講習会に参加して試験を受けて

昨日、合格通知が来ました。

インストラクターとして教えれるそうです。


NOSSとは『にほん・おどり・スポーツ・サイエンス』の略で

日舞西川流家元・西川右近氏が中京大学体育学部部長・医学博士

湯浅景元教授の協力によって考え出したおどり

というより体操、和のフィットネスです。

湯浅氏のもとで科学的にその効能を調べた結果、運動に必要な3つの要素が

バランスよく含まれていることがわかったそうです。

有酸素運動・筋肉運動・ストレッチ運動』です。

なので『エアロビクス・筋トレ・ストレッチ』を3つ共やってることになります。

運動量はウオーキングよりカロリー消費があるとのこと。

その上、ゆったりした動きのためウオーキングより心臓に対しての負担が少ない。

そして、普段やらない動作をすることで脳の活性化にも役立つ。

なので、年配の方々の筋力維持、病後のリハビリ等に効果的との話です。


まぁ、何故こういうことに関わることになったか、ですが…

わたしが普段、生計を立てるために訪問介護の仕事をやってることは

ご存知かと思います。

昨年の終わり頃からですが、西川流の95歳の方のところに仕事で

週に1回、伺うようになりました。

あ、実は20年程前に日舞をほんの少し習ってた頃がありまして

その頃のお師匠様なんです。

20年ぶりの再会でありました。

お師匠様は高齢のため、だいぶ足が弱ったものの、まだお弟子さんを

指導してみえる現役です。


あれは3月の、大震災のニュースばかりが流れる頃でした。

いつものようにお師匠様がお弟子さんにお稽古を付けてみえて

わたしは奥で掃除をしておりました。

その時ス〜ッと稽古場から流れてきた音楽に、いきなり耳を奪われました。

いつものチントンシャン風の曲とは全く違う、胡弓の音色。

その曲は、まるで深い森の奥から光が差して来るようなイメージで

大震災の数々の話題で心が沈み気味だったところに、優しく救いの光が

注いでくる感じがしました。

「これは、なんという曲ですか?」と後で聞きました。

「NOSSといってね、日舞の体操なんだよ。」と返って来ました。

でね『もののけ姫』に似てるなぁ…と思ってたのですが

なんとやっぱり、同じ方の作曲でした!納得。

作詞/西川右近 作曲/ジャー・パンファン『この冬(とき)が過ぎれば』です。


講習会には秋田県から飛行機で来た人や、東京や大阪からの人もありました。

なかなか楽しい3日間でしたぁ。

こんなに必死に何かをやったのは久しぶりでした(笑)

家元のお話の中に「岡林信康さんを知っていますか?」というのがあり

わたし以外だれも知らなかった。

家元は岡林さんとお付き合いがあるそうで、最近御自分の詞に

曲を付けてもらったらしく、今度それで踊るのだそうです(笑)


さて、NOSSは約7分のおどりです。

曲が気持ちいいので、普通の体操よりも動きやすく、やる気が出ます。

病院や老人施設などでも活用され始めていて、動けなかった人が動けるように

なったという報告も聞きました。

子供たちの教室や、学生や主婦等のサークルでもやっているようです。

これを教える認定をいただいたわけですが

しばらくは教える練習がてら、身近な人で興味ある人がいたら

無償でご指導させてもらおうかなぁと考えています。




こんなことをやろうかなぁと思ったのはね…

インストラクターになることよりも

母に教えてあげたいという気持ちからでした。

母も高齢になり、身体のあちこちが弱ってきました。

富山県の『風の盆』という祭りの曲が好きで「踊りを覚えたい」と言った時

これまた講習会へ通いました。

これはイマイチものにならずじまい。

で、今回の曲は胡弓が入ってるし似てるからいいかなぁって

そんな経緯でした。


とりあえず、認定。

どうなっていくかいなぁ〜(*^_^*)