古代 あやこ☆ブログ

シンガー・ソングライター

本物だと思った

わたしは、もともとあまりオリンピックに興味があるほうではない。

だから、今まであまり見ていないことが多かった。

しかし、今回のフィギアスケートの真央ちゃんは…16位の演技は見逃したが

翌日、その順位を知って驚き、何だか無性に応援したい気持ちに駆られ

深夜、息を呑んでテレビを見た。

彼女が飛ぶ前には、毎回、息が止まった。

そうして完璧な演技を終えて彼女が泣き出すシーンに

思わず拍手をして涙が出た。

こんなことは初めてだった。

なんだこの凄まじい感動は…。

その感動は、胸の中でずっとずっと続いていて

テレビで繰り返されるニュースを見て何度も涙ぐみ

思い出してはジィ〜ン…となる。

オリンピックからの形あるメダルは貰えなかったけれど

彼女は、世界中のそれはそれはたくさんの人達から

透明だけど最高に輝くメダルを、物凄くたくさん贈られた気がする。

「審査員と呼ばれる人達が関わるものは何でも

 その時の審査員たちの好みで決まる。

 何かのオーディションやコンテストなど何でもね。」

そんなことをわたしの師匠が教えてくれたことがある。

それを聞いてから妙に納得して脱力してしまった。

彼女は16位に落とされたことで、何かが吹っ切れて

無心になれたんだろうなぁ。

あの演技は、とてもすっきりしていて美しかった。

「自分がやりたかったことが出来た」と

満足そうに微笑む彼女の顔は、キラキラしていた。

何かの番組での、リスナーからのメッセージで

「メダルよりも、貴方の輝く笑顔が見たい」というのがあって

うん!同感っ!!って思ってて

あぁ、見れた…ありがとう…ってほんとうに嬉しかった。

これはすっごいカリスマ性だね。

何と言われようとも『自分にしか出来ないこと』に拘ってきた彼女は

見事にその志を貫いた。

「本物だ」と思った。

『自分にしか出来ないこと』自分自身もずっと拘って生きてる。

彼女のような大きなことは成し遂げられないけれど

与えられた人生の時間と環境の中で、きっと何か達成して

「出来た!」と笑いたいなぁ………

そんな思いに導いてくれた彼女に、感謝!!



何年か前、わたしが名古屋市在住だった頃

金山駅南口のボストン美術館前あたりで、偶然

真央ちゃんとすれ違ったことがある。

こんな身近な人が

あんな凄いことやったんだね(*^_^*)